iPS細胞

山中教授のノーベル賞受賞で「iPS細胞」は日本中でも話題になっています。

このiPS細胞はさまざまな細胞への分化が可能で、再生医療への応用が期待さ

れています。また、難病の患者さんからiPS細胞を作って解析すれば、発症原

因や治療の糸口も見つかるかもしれない多くの可能性をもった細胞です。

「i」だけが小文字なのは、多くの人に親しんでもらえるようにアップル社の

「iPod」をまねて命名されたというエピソードは有名ですね。

この「iPS細胞」ですが、歯科への応用はできるの?と患者さんから質問があ

りました。歯科分野では「歯」そのものの再生などの研究は以前からされてい

ますが、残念ながらすぐにとはいかないようです。しかし近い将来に歯も含め

他臓器再生も夢ではないと思います。

このホームページでも歯槽骨(歯を支えている骨)や歯肉の再生について触れ

てきました。これらの再生療法は適応症をきちんと見極めれば成功する可能性

が高くなってきており、日本をはじめ、世界中で「歯周組織の再生」を促進す

る物質の研究はすごく進んでいます。医療の進歩は著しいものがありますね。

 

今回は超美味のぜいたくごはんです。「いくら」と「かに」ごはん。

美味しいものが喧嘩せずに口中に広がり、この上ない幸せです。

院長

 

投稿日:2012年12月19日  カテゴリ:再生療法, 晩ごはん